病院

夏場によく経験する、強烈なわきがの臭い。もし自分がひどいわきがを持っていて、周りに迷惑をかけているのならすぐにでも対策を取りたいものです。

しかし重度のわきがほど市販のスプレーやクリームでは効果は期待できず、臭いの元となる汗腺の除去手術が必要になります。

手術というと怖いイメージがありますが、最近では「レーザー手術」という画期的な方法があります。この手術は痛みも少なく時間もかからないため、とても評判が良いのです。

重度なわきがには、手術が必要

今やドラッグストアなどで多く売られているわきが対策商品。スプレーやクリームタイプなど、その多くが汗の臭いを防ぐ効果があるようです。

しかし朝しっかりクリームを塗りこんでも、脱いだ服に臭いがある、電車の中で人に嫌な目で見られるといった事があれば、それは「重度のわきが」かもしれません。

重度のわきがは市販の商品では対策にならず、皮膚科や形成外科へ行っての外科手術が必要になります。臭いの元になる「アポクリン汗線」を取り除く剪除法(せんじょうほう)といった手術が一般的ですが、この方法はわきに手術痕が残る事や、症状が落ち着くまで一週間ほどガーゼをあてておくなど、患者にとって負担が大きいのが難点です。

そのため最近では、患部を切開する必要のない「レーザー手術」が人気です。このレーザー手術は「ミラドライ」と「レーザー・デオドラント」という二種類の手術方法があり、いずれも短時間で終わり患者への負担が少ない手術として人気があります。

「ミラドライ」によるレーザー手術

まずはミラドライのレーザー手術を見ていきましょう。

この手術方法は多くの美容整形外科で取り扱っており、手術経験者が多い事も安心できそうです。ミラドライは、特殊なマイクロ波を皮膚の上から照射し、その熱によって汗腺を破壊するわきが治療です。臭いの元となる「アポクリン腺」や「エクリン腺」にレーザーを当て、汗腺を燃やします。そのため皮膚を切らずに治療ができるのです。

施術時間は一時間程度。まずはワキの臭いの元となる個所を調べ、レーザーを照射する場所にマーキングします。その後ワキの数か所に局所麻酔、10分程度で効果が表れてきます。その後レーザーをマーキングした場所に照射していきます。

照射時間はおよそ20分程度、麻酔が効いていることもあり痛みはほとんど感じません。最後に治療箇所を冷却し、終了です。

値段は美容整形外科の場合、両ワキで30万円から40万円程度が相場です。保険治療適応外のため、やや高額になります。そのため多くの病院が分割払いも提示しています。臭いの元となる汗腺を燃やすため、ほぼ永久的に効果がありますが、重度の人はたまに再発するケースもあります。

「レーザー・デオドラント」による手術

一方、レーザー・デオドラントの手術もミラドライ同様、毛根へのレーザー照射により、わきが治療を行います。ただ毛根に直接レーザーを照射するので脱毛効果も得られます(永久脱毛ではありません)。

まずはレーザーを当てるワキをクールダウン、そして局部麻酔。その後「マイクロレーザー」と呼ばれるファイバー先端部を患部に挿入して治療していきます。ミラドライはレーザーの光を照射する治療法ですが、こちらは直径1ミリの細い器具を直接皮膚に挿入してレーザーを照射します。

そのためミラドライと比較すると、若干痛みを感じる患者さんもいるそうです。

治療時間は両脇わずか20分です。マイクロレーザーを皮膚に挿入するため、施術後は入れた跡が確認できますが、やがてかさぶたとなり剥がれ落ちるので、傷跡はのこりません。治療後はすぐに帰宅が可能、翌日から通常通りの生活を送れます。

お値段は両わきで8万円程度が相場です。こちらも保険治療適応外ですが、ミラドライに比べるとかなり安いと言えるでしょう。効果は1年以上持続しますがその後の継続期間には個人差があります。