睡眠

睡眠不足が続くと、身体にさまざまな変調をきたします。

寝不足は集中力の低下を招いたり、お肌の調子を悪くしたりすることもあり、生活習慣そのものが乱れることにもなりかねません。さらには寝不足が脇汗の原因になるとも言われており、睡眠習慣を改善することが脇汗の解消につながることもあります。

寝不足と脇汗にはとても深い関係があるのです。

寝不足が身体にもたらす影響

人間の身体というのはしっかりと睡眠をとることでバランスが保たれています。

自律神経という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、自律神経には具体的に交感神経と副交感神経というものがあります。

交感神経は身体が活動するときに働く自律神経なのに対し、副交感神経は身体がリラックスしている時に機能します。この自律神経のバランスが正しくとれていることで、人間は陰と陽のように身体を使い分けているのです。

睡眠しているときは副交感神経を働かせることで身体をリラックスさせ、睡眠しやすい状態にしています。

しかし寝不足になると、こうした自律神経系のバランスが乱れてしまい、睡眠時に副交感神経がうまく働かないなどの弊害を招いてしまいます。

そしてそれは睡眠時だけでなく、覚醒時にも自律神経が乱れてしまい、身体に変調をきたしてしまうことになるのです。

自律神経のアンバランスが脇汗の原因に

寝不足で自律神経が乱れると、ふだんはそうでもなかった脇汗を過剰にかいてしまうようになることがあります。

というのも、脇汗は自律神経と無関係ではなく、自律神経が乱れることで脇汗が異常に出てしまうということがあるのです。

基本的に人間の脇汗というのはエクリン汗腺というところから分泌されます。エクリン汗腺から分泌される脇汗はほとんど無臭であり、それ自体人間の身体に害のあるものではありません。

ただ、寝不足によって自律神経のバランスが乱れていると、エクリン汗腺ではなくアポクリン汗腺というところから脇汗が分泌されることがあるのです。

アポクリン汗腺からの脇汗は、雑菌や脂肪分と混ざり合って嫌な臭いを発することがある厄介な脇汗です。

そしてアポクリン汗腺からの脇汗は、ただ激しい運動をしたり体温が上昇したりすることで発生することはなく、寝不足などによってもたらされる自律神経系の乱れによって分泌されてしまいます。

発汗は交感神経が働くことで促されますが、寝不足などによって自律神経が乱されていると交感神経と副交感神経の働きが異常をきたし、アポクリン汗腺からの発汗が過剰になってしまうことによって、脇汗をかき過ぎてしまうという結果になるわけです。

寝不足を解消すると脇汗も改善できる

寝不足と脇汗の関係はとても密接なものがあります。

そのため脇汗を改善したいのであれば、寝不足を解消するということをまずは考えましょう。寝不足による自律神経の乱れが脇汗の原因となることがあるので、まずはしっかりと睡眠をとることで自律神経のバランスを整えてあげることが脇汗の解消につながります。

もちろん、寝不足だけが脇汗の原因というわけではありませんが、自律神経を整えることはアポクリン汗腺からの過剰な脇汗を抑えることには効果があります。

エクリン汗腺からの脇汗は、言ってみれば体温調節のための発汗なので、必ずしも抑えなければならないものではありません。無臭でもあり、人間の身体にそれほど害はないのです。

しかしアポクリン汗腺からの脇汗は嫌な臭いの原因にもなり、寝不足を解消することによって改善できる可能性があるものでもあります。

そして睡眠をしっかりとって寝不足を解消することは、脇汗だけでなく生活習慣そのものの改善にもつながります。規則正しい睡眠習慣を心掛け、自律神経を乱さないように気を付けましょう。