ストレス

人は誰でも汗をかきます。

汗は体温を下げたり、老廃物を排出したりするなど生きていく上で欠かせない役割を果たしてくれるものです。適度な発汗は必要不可欠です。

しかし、あまりに汗が出過ぎるとそれはそれで困ったことになります。全身に影響が出る多汗症も大変ですが、手汗に悩んでいる人もいるでしょう。

そこで、手汗のストレスとの関係と症状を改善する対策についてご紹介します。

手汗でよく見られる症状について

暑いと感じたり、運動をしたりすると手からも汗が出るのが普通です。

しかし、手汗があまりにも多くて困っている人もいるでしょう。汗が出る状況でなくても、常に手が濡れている状態になるケースもあれば、発汗の程度がさらにひどくなり手から流れ落ちるほど汗をかくケースもあります。

また、それまでは手汗を気にしたことがなかったにもかかわらず突然ひどい手汗に悩まされることもあるようです。

手汗が多すぎると仕事や日常生活に支障をきたしかねません。

例えば、触っている電子機器がべとべとになってしまったり、手から汗が垂れたりしてしまうことで紙を濡らしてしまうなど、さまざまな支障が出てきます。

また、手汗が多すぎて握手をするのをためらったり、恥ずかしくて恋人と手を繋ぐことができなかったりすることもあるでしょう。

手汗が原因でプライベートや仕事に支障が出る場合は、適切な対策をしなければなりません。手汗改善のために原因をしっかり理解しておくのが重要です。

手汗とストレスの深い関係

手汗の原因は医学的にもはっきりと特定されているわけではありませんが、発生のメカニズムはある程度解明されています。

まず、自律神経のバランスが崩れ、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなり、興奮している時に優位になる交感神経が活発な状態が続いてしまうことによって手汗が起こるといわれています。こういった症状は手掌多汗症とも呼ばれています。

交感神経がうまく切り替わらない原因として考えられるのがストレスです。ストレスを感じ続けることによって、自律神経のバランスが崩れます。その結果、手汗が発生するのです。

そのため、過去にあまりストレスにさらされていなかった人が急に過度なストレスを感じる環境に置かれると、突然手汗の症状が発生することもあります。

手汗の原因はストレスだけではなく、更年期障害によるホルモンバランスの乱れが原因となっているケースもあります。ただ、ストレスによって手汗をかくようになるケースの方が一般的には多いようです。

手汗の症状を改善するにはストレス解消法を見つけることが近道

軽度の手汗であれば、頻繁に手を拭いたり手を洗ったりすることで支障なく日常生活を送ることができます。しかし、症状がひどくなると支障がでるので症状を改善できる方法を可能な限り試すようにしましょう。

有効な対処法の1つとして、制汗剤を使用する方法が挙げられます。

ただし、どんな制汗剤を使うかについて注意が必要です。制汗剤は、脇汗用のものが多数出回っていますが、一般的な脇汗用制汗剤は汗の種類が違うため、手汗には効かない可能性があります。

脇汗の多くはエクリン腺から分泌されるものですが、手汗の場合はアポクリン腺から分泌されるケースが多いです。そのため、制汗剤はアポクリン腺から出る汗に効くタイプを選ぶ必要があるでしょう。

手汗対策に特化した制汗クリームやパウダーなども販売しているので、本気で改善したい方は一度試してみてください。

また、根本原因となっているストレスをなくすのも効果的です。

ストレスを完全になくすのは難しいですが、受け流したり楽観したりしてストレスを受ける量を減らしたり、効果的なストレス解消法を見つけるなどして対処することをおすすめします。

最終手段として手術という選択肢もありますが、高額な費用やダウンタイムなどの影響を考えたうえで受けるようにしましょう。